mの本棚

その辺のOLが本にまつわることを書いてます。

【読書記録】ボクと、正義と、アンパンマン/やなせたかし

私は正直に言うと、アンパンマンを通過しなかった人だ。

小さい頃アンパンマンに限らずアニメを見た記憶がない。アンパンマンのパズルは姉が持っていてやった記憶があるのだが、アンパンマンとチーズしか名前を知らなかった。笑

だからあんまり分かってなかったのだけど、 この歳になって、周りの小さい子たちがそろって アンパンマン好きであることにすごいなぁと感じていた。

何故、長い間愛されているのだろう。

売れようとする変な計算とか、いらない欲とか、 そういうのが隠れてないからなのかな。

なんて読みながら思った。

そういえば、私の知り合いの出身小学校の校歌は、やなせさんが作詞したらしい。今でも覚えてるというのだからやっぱりすごい。

アンパンマン観たくなったな。

もうすぐバレンタイン❤️胸キュン小説を紹介します!

もうすぐバレンタインですね。

手作りお菓子を作ってみんなに配ってた時代が懐かしい〜。(友チョコです🙃)

バレンタインに合わせて、胸キュン小説をご紹介します!

⚫︎陽だまりの彼女/越谷オサム

松潤上野樹里ちゃんの映画を観た方もいるのでは?ほっこりするストーリーが好きだった!

⚫︎植物図鑑/有川浩

こちらも映画化した作品。岩ちゃんの爽やかさと、高畑充希ちゃんの可愛さ(花冠してるシーンが個人的イチオシ)に悶えた方も多いのでは?

胸キュンはもちろん、植物についてもちょっと興味を持った一冊。植物を使ったご飯が美味しそうなんだ。

⚫︎半分の月がのぼる空/橋本紡

中学生の時に大好きだった本!病気がちの女の子と、冴えない男の子の話って日本の小説・映画によくありがちストーリーだけど、これが1番好き。

⚫︎塩の街/有川浩

またまた有川浩さん!昔読んだ本なのに印象に残ってる本。塩害で世界が塩で埋め尽くされていく中で出会った男と少女の物語。泣けた。

最近恋愛ものは韓国ドラマばかりで、小説では読んでないなぁ。読んでキュンキュンしようと思います!みんなのおすすめキュンキュン小説も教えてください。

学生時代に本屋バイトしていた時によく売れていた本。

私は大学4年間で本屋でバイトをしていました。

レジ打ちをしていたり、店内の様子で、よく売れている本というのには敏感でした。

記憶を掘り起こしてご紹介します。 ※バイト時期は2018〜2022です

⚫︎同志少女よ、敵を撃て/逢坂冬馬

店内にポスターがたくさん貼ってあったこともあり、売れていた気がします。まだ読んだことがないので読んでみたい。

⚫︎鬼滅の刃/吾峠呼世晴

笑っちゃうくらい売れてた!これ全巻買うと、ちょうど紙袋にぴったり収まって気持ちよかった✌️笑

⚫︎スマホ脳/アンデシュ・ハンセン

タイトルから惹かれますよね。これも読んでみたい本。

⚫︎熱源/川越宗一

表紙がとても印象に残ってる!これもまだ読んでない、、(当時売れ筋の本全然読んでない、笑)

⚫︎ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー/ブレイディみかこ

タイトルと表紙で気になってた本。

⚫︎こども六法

大人でも勉強になる!プレゼント用とかで買ってる人多かった気がするなぁ

⚫︎ケーキの切れない飛行少年たち/宮口幸治

新書コーナーに長らく平積みされてた!これは面白かったなぁ〜飛行少年たちのことを理解できないって片付けてたけど、ちょっと理解に近づいた気がする

⚫︎ざんねんないきもの辞典

このシリーズもすごく売れてた!これもプレゼントに多かった気がする。子供へのプレゼントって、絵本か勉強系(楽しみながら勉強できるやつ)が多かった気がするなぁ🤔

面白そうだなぁってレジ打ったり棚整理しながら思ってても、いつの間にか忘れて読んでない本がたくさん!読もう!

また思い出したら紹介しますね!

【読書記録】翻訳できない世界のことば/エラ・フランシス・サンダース

素敵な本に出会った!

絶妙なニュアンスの言葉が日本語にもたくさんあるように、世界各国の言葉にも、絶妙な言葉が溢れている。

これらを使いこなせたら、もっと言いたいこと感じたことを適切に表現できるのかしら。

私が好きな言葉。

ナーズ(ウルドゥー語) 誰かに無条件に愛されることによって生まれてくる、自身と心の安定

vacilando ヴァシランド(スペイン語) どこへ行くかよりも、どんな経験をするかということを重視した旅をする

Pisano Zappa ピサンザプラ(マレー語) バナナを食べてる時の所要時間

commuovere コンムオーベレ(イタリア語) 涙ぐむような物語にふれたとき、感動して胸が熱くなる

他言語の直感は持ってないから、え、これどんな時使うの?!みたいな言葉もあったけど、

この一冊の中で、きっと皆さんのお気に入りの言葉が見つかるはず!

【読書記録】小さいコトが気になります/益田ミリ

さほど必要がない「確認」にそこそこの時間を割いてるよねっていうエピソードが詰まった本。

わかるー!っていうエピソードがたくさん。

用もないのにコンビニに寄って商品を一通り見るとか。

家に帰ってから開ければいいのに、電車の中でさっき買った商品開けちゃうとか。

わかります益田さん!

でも、こういう不要な時間で心のバランスを取っているような気もするよね。

この不要な時間がなくなる時って、きっと、心に全く余裕がない時。

不要な時間を持ててる時って、ちょっと息をつけたり、頭を空っぽにできたりしてる証拠な気がする。

ということで、これからも思う存分、不要な確認をしていこうと思います!

【読書記録】52ヘルツのクジラたち/町田そのこ

ずっと気になっていた本。

映画が公開される前に読みたかった。

 

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クジラは通常、10〜39ヘルツの周波数の声を発しているらしい。

 

ところが、中には52ヘルツの音で鳴くクジラがいる。その声は、周りのクジラたちには届かない。

 

そんなクジラと同じように、誰にも届かない声をあげる人々の物語。

 

作中にはなんだかとってもムカついてしまう人物も何名か出て来るのだが、彼らもまた、52ヘルツの声をあげているのかもしれない。

 

私は、その52ヘルツの声を聞こうとしたことがあるのか。

 

聞こえなくても、知りたい、聞きたい、と思ったことがあるだろうか。少なくとも想像しようとあるだろうか。

 

ハッとする話だった。

 

自分の人生に影響を与えた本。

あなたの人生に影響を与えた本は何ですか。

そう聞かれたら、私はきっとこの本をあげる。

舟を編む三浦しをん

高校生の時、初めは映画だったような気がする。そして本も読んだ。

"ことば"の面白さに魅了された。

この本は、辞書を編纂(へんさん)する物語である。辞書を作る過程において、言葉を深く深く考える。

言葉がどのように使われているか、用例採集をする様子が作中に何度も描かれる。これが何とも私の好奇心をくすぐり、自分で用例採集をしてみたことがある。

用例採集をしてみると、意外と知らない言葉で世の中は溢れていた。そして、聞きなれない単語を辞書で引くと、載っていない言葉もたくさんある。そんな新語に出会えると、鼻が高くなる思いがした。

この本を読んで、言葉って面白いなと思った私は、大学では言語学が学べる学科に進んだ。

辞書を編纂する仕事も憧れはあった。が、今は全く違う仕事についている。それでも、言葉って面白いなって思う瞬間は多々ある。

自分の進路、興味に大きく関わったこの本。小さくとも、確かに私の人生に影響を与えている。

皆さんの人生に影響を与えた本は何ですか。