mの本棚

その辺のOLが本にまつわることを書いてます。

【読書記録】おしまいのデート/瀬尾まいこ

なんと悲しいタイトルなんだ、と思いながらページをめくった。

祖父、恩師、友人、、、

大切な人との5つの切ないデートを綴った短編集。

「最後」が苦手な私にとって、ちょっぴり寂しくなる話ではあったけれど、最後はどのお話もほっこりして読み終えた。

なぜ、「最後」が苦手なのだろう。

何かが終わる瞬間とか、変化する瞬間が昔から苦手だ。

卒業するとき。大好きな友達が転校する時。恩師が離任する時。知り合いが亡くなった時。

無性に寂しくてたまらなくなる。お願いだから時間が止まって、巻き戻って、と祈ってしまう。

でも時間が前に前に進んでいく限り、どんなことにも終わりがくる。それを受け入れて、乗り越えて、初めてまた新しい出会いがやってくる。

気づけば3月。別れの季節。そしてもうすぐ4月。新しい出会いもやってくる。

一年で1番苦手な時期だけど、どうにか乗り越えよう。そう思った本だった。

【読書記録】やだなー本/明円卓

やだなー展気になってたのにいけなかったなぁと思ってたら本を見つけた👏 いろんな「やだなー」に共感の嵐🤣

私が大共感のやだなーはこちら。↓

こうしたやだなーをやだなーで終わらせるんじゃなくて、本作の中ではやだなーから、やだなーを感じないようなアイデアを考えてみよう!と書かれていた。その発想良い!

それから、やだなーと思われ得る行動を自分がしてたり(手を洗った後髪の毛を整えるフリをして手を拭くとか笑)、全く共感できないものもあったけど、やだなーって感じるポイントって人それぞれだから想像力を働かせるいい勉強になった✌️

【読書記録】機嫌よくいれば、だいたいのことはうまくいく。/鈴木秀子

シスターの鈴木秀子さんの著書。

私はすぐイライラするし、心狭いし、自己肯定感低い人なので、日々機嫌よくいたいなぁと思うのですが、、、。

会社で朝の挨拶を明るくして機嫌よく仕事をスタートしても、もう数十分後には余裕がなくバタバタバタバタ…。先輩からの指示に「なんで私ばっかり」とイライラ。うまくいかない自分にまたイライラ。

あー。悪循環。

不機嫌の芽が湧いてきたら、それに素早く気づく。これは訓練が必要ですが、心がければどなたでも身につけられます。 大きく息を吐く。その場から離れる。場や空気を変え、不機嫌の芽をポイと放り投げてしまうと、一気に楽になります。

とこの本に書いてありました。あ、今自分不機嫌だなと思ったら、一回外の空気を吸いに行こうと思います。

あと、こうも書いてありました。

人はともすれば他人と比べて「自分なんてダメ」と思ったりしがちです。それは自分を傷つけているのと同じこと。誰一人としてダメな人間などいません。

自分なんてダメ、なんて毎日思っていること。それが自分を傷つけている、とは考えたこともなかった。比べない、はそもそもだけど、自分自身にポジティブな言葉をかけること、自分を認めることも大事なんだなぁと思った。

【読書記録】阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし/阿佐ヶ谷姉妹

小さい頃本当に姉妹だと思っていた、ピンクの衣装にメガネとおかっぱがトレードマークのおふたり組。

2人のエッセイと、小説が収録されているこの一冊。

自然体ののほほんとした文章が素敵だった。

わたしは姉がいるが、仲良くはないのでふたり暮らしというのは姉妹で想像ができない。友達の中にも何人か姉妹で暮らしている人がいるが、すごいなぁと感心してしまう。

本当の姉妹でないとしても、仕事も一緒の人と六畳一間に暮らせるか、と言われたら私はきついかも、笑

作中でミホさんが「エリコ過多」と言っているのも気持ちがわかる😂

でもこれだけ一緒にいて、小競り合いしながら、励まし合いながら、小さいことで笑って幸せ感じてるお2人は本当に素敵だなぁと思った。

【読書記録】母性/湊かなえ

映画を見る前に本を読みたくて、、、

湊かなえさんって独特の雰囲気がありますよね、 『告白』もその代表例。 それが不気味だけど、読んでしまう

母と娘のすれ違い 母が愛だと思っているものが、娘にとっては迷惑で、 娘はいつまでも母に愛を求め、 母は自分が求めたものを娘に捧げようとする

母と娘のそれぞれの視点で読んで もはや何が本当かわからないところもあるけれど、 一方に偏りすぎると真実って見えないんだなぁと思う

ミステリーなのか。考えさせられる本。映画ってどんな感じになってるの〜気になる!!!!!

【読書記録】本日は、お日柄もよく/原田マハ

初の原田マハさんだった。周りにファンが多くずっと気になってた一冊。

衝撃。

その一言に尽きる。

結構いろんな本を読んできたと思っていたけど、こんなに心にまっすぐ言葉が届く本は初めて出会った。

結婚式のスピーチから物語は始まる。

スピーチって、話す時は一所懸命で頭真っ白だけど、聞く時は眠気を堪えるのに必死ですよね。

それが、話し方、構成、言葉のチョイス、ちょっと変えるだけできちんと相手に届く言葉に変わる。

そんな言葉の可能性と、重さと、尊さと、偉大さが詰まった一冊だった。

作中にはたくさんのスピーチが出てきて、実際に聞いているかのような感覚になるから不思議だ。

好きな言葉はたくさんあったけど、1番残っているのは、

困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。三時間後の君、涙がとまっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩き出している。

という言葉。しんどい時に思い出したい言葉。

アメリカの大統領戦はスピーチがとても話題になる。日本の選挙は全くそんなことがない。言葉にどれだけ重きを置いているか、言葉の力をどれだけ知っているか、その違いが顕著に表れている。

あーーちゃんと大統領戦のスピーチ聞きたいな。オバマさんから聞いてみよう。

紛れもなく出会って良かった一冊になった。

ところで、原田マハさんって何者??

お腹がすく本。

お腹がすきました。笑

最近食欲がおかしくなっていて、食べても食べてもお腹がすいてしまいます。お仲間の方いますか??😂

本を読んでいても、美味しそうな料理の描写がありお腹がすいてしまうことがよくあります。その日のご飯を真似することも…。

料理で最初に思い出したのは、橋本紡さんの『九つの、物語』

大学生のゆきなと、兄の話なのですが、兄がトマトスパゲッティを作ってくれるのです。ニンニクとスパイスの香りが漂ってきそうな描写。ちょっとネットで検索してみたら、作中のレシピを元に作ってみている方がたくさんいました!お腹すかせた仲間ですね☺️

子供のころ大好きだった『ぐりとぐら』もお腹がすく一冊。

ここに出てくる大きなカステラが美味しそうなんです🤤

実は自由が丘にRusaRuka さんというパンケーキ屋さんで、厚焼きフライパンケーキという、作中の中のカステラそっくりのものを食べることができます!とっても美味しいのでぜひ🥞

お腹の音が鳴り始めたのであと一冊だけ!

米澤穂信さんの『春期限定いちごタルト事件』シリーズです。

この作品は高校生の男の子と女の子のお話なのですが、タイトルでまずお腹がすく上、作中でも美味しそうなスイーツが…!🤤

夏期限定トロピカルパフェ事件』『秋期限定栗きんとん事件』とシリーズが続いているのですが、なんと今年の4月には待望の『冬期限定ボンボンショコラ事件』が刊行されるとの情報が!楽しみすぎます!

さらに7月にはアニメも始まるみたいなので、ぜひチェックしてみようと思います!

さて、そろそろ空腹が限界になってきたので、今回はここまでにしようと思います!今日のお昼はスイートポテトカスタードパン❤️たのしみ!!