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その辺のOLが本にまつわることを書いてます。

【読書記録】老害の人/内館牧子

タイトルで気になって手に取った。

老害、と言われてしまう高齢者たちを巡った話。老害の人たちが、活力を持って生きていく姿にヒントがある。

正直に言うと。

自分と年代の違う人たちの気持ちなんてわかりません。笑

自分より若い人もそう。年上の人もそう。

ましてや50も60も上の人たちなんて、もう別世界に住んでいるような人たちです。

考え方、捉え方、感じ方、全部違う。だからこそ、自分と年代の違う人のことを、面倒くさいとか苦手だなぁって思ったり、毛嫌いしてしまう。

でもそうじゃなくて、フラットに接するが大事だと気付かされた本。

高齢者の人たちは、社会からのけ者にされていると感じる。だから、自分を見てほしいと、自慢話をしたり、クレームをつけたり、主張をする。

のけ者じゃなく、1人の人として、公平に接すること。

歳を取ればできないことも増えるわけで、そこはサポートしながら、平等ではなく公平に、向き合ったら、いろんな年代の人との関わりってもっと楽しくなるのかな。

そんなことを考えた一冊でした。